令和2年6月27日更新 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
HOME > 遺言のこと > 遺言書を作りたい | 鎌倉事務所代表司法書士 池 田 忠 広 ⇒プロフィール |
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令和2年7月から 自筆証書遺言の法務局保管制度の 運用が開始されます。 これによって 主要な遺言方法の選択肢は、 次の3つになりました。 |
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@ 自筆証書遺言を作成し、自宅等で保管 A 自筆証書遺言を作成し、法務局で保管 B 公正証書遺言を作成し、自宅等で保管 それぞれに、長所・短所があります。 |
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遺言者が自筆で、 遺言の全文・日付・氏名を記載(自書)し、 押印して作成します。 |
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長所 ・作成が無料 もちろん、何度作成しなおしても無料 短所 ・遺言者の死後、無効とされることが、 公正証書遺言に比べると多い ・遺言者の死後、家庭裁判所に提出する必要がある(検認) |
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※ 注意事項 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1 上記の内容で、名前・日付を変えれば正式な遺言書が出来上がります。 2 必ず、全文自筆で、手書きしてください。 3 書き間違えたら、最初からすべて書き直したほうが良いです。 訂正の方法を間違えると、無効の恐れがあります。 |
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自筆証書遺言の書き方については、 書籍やネット等で、大量に情報があふれていますが、 書き間違えると、無効の恐れがあり、 しかも、遺言者自身は既に死亡していますから、 訂正できず、もはや取り返しがつきません。 上記サンプルより、詳細な内容の遺言を作成したいときは、 公正証書遺言を利用されることを強くお勧めいたします。 |
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令和2年7月から開始する制度です。 法務局が預かる遺言書は「自筆証書遺言」のみで、 公正証書遺言は、法務局では預かりません。 |
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長所 ・ 紛失がなくなる ・ 裁判所に提出(検認)することなく利用できる。 ・ 遺言書保管官による形式的チェックを受けることができ、 遺言無効の恐れが、少なくなる。 短所 ・ 遺言者の死後、相続人が法務局で手続する必要がある ・ 相続を証する戸籍謄本等一式そろえないと、 遺言書情報証明書の交付が受けられない |
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法務局による自筆証書遺言書保管制度の利用については 法務省のHPなどでご確認ください。 |
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遺言内容を「公証人」が聞き取り、 公証人が聞き取った内容を文書化して遺言書を作成します。 立ち会う証人が2名必要です。 |
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長所 公証人が作成するため、無効となるリスクが格段に低い 家庭裁判所での検認手続が不要となる 紛失しても、再発行が可能である 公証役場での遺言検索が利用できる 短所 自筆証書遺言に比べて、作成費用が高い (ケースによるが、10万円が目安) |
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公正証書作成については、関連ページもご覧ください。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
遺言書を作成しようと考える事情は、 人によってそれぞれ異なります。 自筆証書遺言の最大のメリットは、 気軽に、費用をかけずに作成できるという点ですので、 もし、 |
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「自分はまだ若いが、念のために遺言書を書いておこう」 などのケースでは、 自筆証書遺言から始めてみたらよいと思います。 |
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一方、 本当に、自分の最後の意思として遺言書を作成するなら、 残された相続人のことを考えるべきです。 自筆証書遺言の場合、 法務局保管制度を利用しても、 相続人全員を証明する戸籍謄本等全てを取得した後でないと、 遺言書が使えません。 自宅等で保管していた場合、 裁判所の検認手続で、 遺言書原本を一度提出しないと 遺言書が使えません。 |
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よって、 本当に、自分の最後の意思として遺言書を作成するなら、 残された相続人の手間を考えて、 公正証書遺言を作成し、 財産を相続する予定の相続人等には 「遺言を作った」ことを知らせておくべきです。 |
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公正証書遺言ならば、 残された相続人は、 ただちに、遺言に基づく手続きを開始することができます。 |
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遺言書の作成は、遺言者ご自身で行うものですので、 遺言作成の段階で、司法書士ができることは、 遺言書作成のお手伝いです。 自筆証書遺言作成のお手伝いとしては、 遺言者が望む結果になるための文案を考えたり、 財産目録の作成をすることが考えられます。 公正証書遺言作成の場合は、 公証人との事前打ち合わせや、 準備資料の取り寄せ 証人や、遺言執行者となったりすることができます。 |
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これらの司法書士による遺言書作成のお手伝いには 費用がかかります。 費用は、最初の相談日に、 個々の事情をうかがったうえで お見積り金額をお伝えさせていただきますので、 最初の相談の際は、 費用の心配をすることなく、 お気軽におこしください。 なお、お越しの際は、 事前にご予約ください。 |
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